こういうタイプの絵（少女まんがど真ん中のような、幼さを感じさせる絵）は、大人の物語であるハーレクインの世界を表現するには余り向いていないと思います。 それでも、作画にたいする期待値が思いっきり低かっただけに、却って物語中心に読むことができて、思った以上に楽しめました。 偏見と誤解からすれ違ってしまいながらも、お互いに惹かれ合っていく様子も無理なく描かれていて、破綻のない展開が読後感の良さにつながっています。

身分を越えた結婚。シンデレラストーリーですね。皇太后様はとてもいい人ですね。この人の息子なら確かにヒーローになれますわ。

綺麗な絵で、美形の王子に大公といわれても素直にうなずける。ファッションも書き込まれていて素敵。 過去の女性が出てきてぐだぐだもめるのは別に良いが、特に心情が変わった訳でもヒロインに謝って具体的に何かをした訳でもなく、なしくずしにハッピーエンドというのは納得いかなかった。 絵を捨てるとか、昔の恋とは違う気持ちだとかそういったエピソードが欲しいなあ。

これは小説でも短編なのでしようか？もう少しヒーローヒとヒロインのやり取りを読んでいたかったです♪

俺様なサルヴァトーレがよりを戻そうと必死になる様子が笑える

ヒロインを騙していたことがバレた時の状況があんまり好きではないです。自爆って･･･。 いくら姉の頼みとはいえ、誘惑して引き離すというその方法自体私的にはうなずけるものではないです。 本当に浮気なのだとしても、妻が不妊治療している時に愛人を作っているような夫を引き離すのではなく、そんな夫とは別れる様に姉を支えた方が良いのでは？ 結局は誤解だったので良いのでしょうが、あまり後味は良くないです。

その分ヒロイン＆ヒーローは責任感もあって良い人間なので良し。

ヒロインの友人兼大家さんがとっても魅力的な女性で物語に華を添えてくれています。 ヒロインはたくさんの問題を抱えているけれど、頑張り屋さんで今のヒロインに成長するには元上司の冷たい仕打ちもやっぱり必要で、傷ついているヒロインを幸せにするヒーローもタチアナと同じくやっぱり魅力的で初めはヒロインに敵対視するものの、その理由（きっかけ）も愛情あふれるものなので許せます。

お互い一目ぼれで、好きで好きでたまらないって感じですね。

絵が下手すぎてストーリーに集中できない

ミリーをふったジェイスに読んでいる間イライラさせられっぱなしでしたね。まあ原作を一重先生が上手くコミック化した訳でありまして、作品そのものの評価とそれを絵で動かした著者への評価は別だと思います。芯の強いヒロインに比べ、愛に気がつくのが遅すぎるヒーローのジェイスン。それでも数々の困難を乗り越えてのハッピーエンドのゴールでしたのでよかったです（苦笑）

ヒロインは健気な分ヒーローにイライラしてしまいます。 最後の最後になって気づくのですが『やっとかよ。』って感じです。 私的にはヒロインを選ばなかった理由が弱すぎます。

ヒロイン、ヒーローともに過去にとらわれ臆病になっていたり、疑心暗鬼になっていたりしたけれど、物語が進むにつれて愛を育みつつ成長するところが素敵。 嘘もちょうど良いスパイスになっていて、弟くんの悪さにも同情するところもあったし、姉妹も魅力的だし、嫌な登場人物がいなかったので最後まで気持ち良く読めました。

何でこんなに評価が低いのかと思ったら… 見た瞬間に魅了される絵柄(キャラクター)じゃないんですよね。 背景とかの描き込みは悪くないのに、どうして人物が崩れるのでしょうか。適当に描かれてる感があって、厳しい言い方ですが、お金を払って読んでいるわけですから、描き手もキッチリ描いてほしいです。

えっ折原みと先生がハーレクインを？と読んでみましたが、可愛らしく丁寧に描いてはおられるのですが、どうしても少女漫画の等身大な男の子と女の子にしか見えませんね…。 折角の王室でヨーロッパ物、やはり見た目からも夢を見せて欲しいです。

面白いけど、知り合いが間違えるくらい似ているひとって いるのかな～？ 外国人は髪の色もいろいろだし、目の色も違うし。 こんなことが起こったら運命感じちゃうかもね～。 運命の出会いはうりひたつの彼女か、彼か。。。

ヒーローがとてもいい男だと思いました。 器が違うね。 それにしても、兄に腹がたった・・・。 いい話でした。

燃え上がる愛なんだろうが、この後この二人は離婚しそうな気がする・・。 と思ってしまったのが正直な感想。 まさに罪な花婿。 よっぽど結婚したかったんだね。

強引だなというのが印象です。 カップルセラピーにいくら誤解されていても行くかな～。 しかも取引先なら突発的なうそじゃだめでしょう・・・。 ハッピーエンドだからいいか・・・。

最後までドタバタと笑わしてもらいました。 くすぐったくなるような告白はさすがＨＱならでは。 ヒロイン＆ヒーローの子どもっぽいところもまた微笑んでしまいます。

しかもヒーローがそれに気付くのも予想どおり（笑） イタリア男はどうなったの？ ちょっと可哀想な気が。

再会ものって確かに誤解や誰かの邪魔がなければ成り立たないけれど、何故その嘘をそこまで信じてしまうのかが不思議です。

ヒーローがヒロインを愛しているのは分かるけど、元カノの名前を聞いて顔色かえたり、肖像画をこれ見よがしに飾ってあるのはやはりいただけない。 もう少し一途さアップしてほしい。

少し婚約者可哀想。 そしてヒロイン自覚しているけど幼いね。 ヒーローはヒロインにメロメロなところは私的には好きなところです。

牧先生の作画はさりげないコマで二人の気持ちが通い合っていく所を表すのがとてもお上手です。 そこが淡々とエピソードを重ねていくベティニールズの作品とうまく合い素晴らしい作品になったのだと思います。 特にラスト２ページ。読むたびに感動します。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

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ヒロインの気持ちがわからない。こんなに振り回されて、どうしてヒーローを好きでいられるのだろう。金持ちのボンボンは、人を見る目がないのかな。

作者の後書きに笑ったのは自分だけでしょうか。

結局、親が介入するとろくなことにならないって見本ですね。母親の気持ちもわからないではないけれど。 だからってヒロインの心を傷つけていいことにもならないし。