おもしろくなかったわけではないけど、なんだかいろんな伏線ぽい設定が活かされてない感じでもどかしい（切り上げて星4）。あとヒーローがちょっと子供っぽいな。金に困らずヨットレースなんぞにかまけてるから浮世離れしてる感が（偏見（笑））。これ結婚後ちゃんとうまく行くのか心配になるな。

クリスマスらしい癒やしの話ではあったんだけど、確かにヒロインはものすごく押しつけがましい善意の人だ。ヒーローにはそのくらいの荒療治が必要だったんだろうし振り回されて態度がつい軟化しちゃうところはおもしろかったけど、ヒロインのやりたい放題がちょっと読んでて疲れる。個人的に一番イラっとしたのは犬のしつけができないところ。

うーん、敵も味方もいまいち有能さが感じられず（特に敵が無能で）、盛り上がりに欠ける気がする。ヒロインはびっくりするぐらい自立してるし、ヒーローは後見人という立場なので（ある意味やりたい放題で）ヒストリカル特有のめんどくささはそんなになかったけど。

ジュリア・ジェイムズにしたってこのヒーローはバカすぎてムカつきを通り越してある意味爆笑。飽きずに読めました。

タイトルがピンと来なかったな。裁判官で理性的を心がけてるから？ヒーロー、ヒロインと赤ちゃんにメロメロなんですけど（笑）。ほのぼのストーリーでそんなに大きな起伏はなく物足りない感じもするけど、ヒーローがヒロインの赤ちゃんの面倒見るのがめちゃくちゃかわいかったのでそれで満足。

うじうじしたヒロインにイラッとするけど、それよりも気をつかいすぎて全く踏み込めずこじらせたヒーローが策を弄してとにかくめんどくさい。ものすごくストレス溜まった。

3作の中でこれが一番好みではなかった。リングレパターンなのは分かってるけどヒーローの罵詈雑言があまりにも酷くて気分悪くなる。でもそれはヒロインに誠実さが欠けてたせいなのでどっちもどっちかな。ヒーローは労働者階級を明らかに見下してるし、いい歳してやってることがガキっぽい。ヒロインは目先のことに釣られて都合の悪いことから目を背けるし、罵詈雑言吐かれてるのにヒーローにすがりつく感じが読んでて気分よくない。このシリーズ3作はどれもコミックの方がライトな感じになっててよかった。

まずヒーローのヒロインに対する決めつけに根拠がなくひどい態度を取るヒーローの器の小ささを感じさせる。ヒロインは傷つけられたのでヒーローに反発するのも理解できるが、2人の言い合いがいい加減しつこくてうんざりする（コミック試し読みでは2人が楽しんでるシーンをうまく書いてたけど小説では言い合いばかりで楽しくない）。何よりもヒーロー父とヒロイン父が何したかったのかさっぱり理解できなかったし、借金関連の精算がどうしてそうなるのか全く理解できなかった（ヒロインが最後にしたこと、それできないって最初に言ってなかったっけ？）。

ヒーローはストーカーじみてとにかくしつこく、そして自分の気持ちのことしか考えてない。ここまで情けないヒーローはめったにいないと思う。

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最初は言葉遣いが少し気になりましたが、イギリス英語とアメリカ英語が違うのは有名ですがイギリス国内ですら使う英語によって属する階級が分かってしまうほど言葉遣いが全く違うらしいので、ヒーローの英語はヒロインのブラジル英語とは全く別物でしょう。それを日本語で表現するのはすごく難しかったと思います。それを踏まえるとラテン的な情熱的なお話でとても面白かった。ヒーローは育ちこそイギリス上流社会だけど結局血はラテン100%なわけだからあの執着も納得できます。友人ガブリエルがいいキャラだった。会員期間で買い直そうと思います。

実家の財政破綻を救ってもらい、結婚後も実家のために湯水のようにヒーローのお金を使っておきながら感謝のかけらもないヒロインが理解できない。そんなことより上流階級のプライドが大事って感じ。なんでこれにがまんできるのかと思ったらヒーロー病んでた。

ペニー・ジョーダンは好きです。傲慢野郎も好きです。この話のヒーローの気持ちのパターンも判る。でもこの話はなんというか許せない。妖婦の役を演じたからと言ってこんな扱いを受ける正当な理由はないと思う。仮に演じてなくて素でそういう女性だったとしてもこの扱いは抗議して然るべき。実は原作既読で、原作ではここまでの気持ちにはならなかったんです。原作はヒロイン視点で書かれてて、ああヒロイン経験少なくてパニックになってヒステリックになってるんだろうなと読めたので。でもコミックだとヒーローはヒロイン視点とかいう話でなく見えてるこのままですよね。で、ここに書かれてるヒーローの態度は許せないなと思ってしまいました。器小さい感出過ぎ。

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以前読んだ時には絵柄も独特だし低評価でしたが、なぜか忘れられず再読。クセになります。

シリアスでハードで因縁がすごく絡み合っててとてもおもしろかったけど、ヒロインの過去があまりにもヘビーで読んでて辛かった。それぞれの視点でモノローグが入るので読者目線的に秘密はないけど、それをいつ相手に打ち明けるのか、打ち明けた時どう転ぶのか、あまりにもヘビーなので予測がつかずどきどきしながら読みました。ヒロインがとにかくまっとうで、責任転嫁をしない強い女性でした。

先の方のレビューと同じになりますが、あらすじやオープニングからは全く想像できない緊張感あふれるサスペンスでした。びっくり。でもおもしろくて一気読みしました。ヒーローもヒロインも一途なのが素敵。シリーズ通しての謎みたいなものがちょっと出てくるけど、それもほどよい分量でそれほど気になりませんでした。単独でも大丈夫なお話でした。

なんだかダラダラとした話ですべてが中途半端だった。話がシリーズとして続いてるのか情報が小出しでこれだけ読んでも全く共感できず。中途半端にサスペンス混じり。ヒロインはまあ状況に翻弄されるさまを書きたかったのかもしれないけど、言ってることが支離滅裂でとても設定通りの賢さには見えない。ヒーローの変に芝居がかったロマンチックな言い回しが唐突でなんか気持ち悪い。

生活はほのぼのだけど、ヒーローの心理描写が切なすぎて泣ける。正直に言っちゃえばいいのにと外から見たら思うけど、誤解されて状況を悪化させてもコンプレックスゆえに正直に言えないのも気持ちは分かる。ちょっとしか出ないけどミセス・ジョンストンが素敵だった。エピローグもあってほんとにすっきり満足するいいお話だった。

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鰐スプラッタでした。ヒロインがわりと後先考えない向こう見ずさで賢いはずなのにあまり賢く見えないのでそういうタイプがダメな人にはダメかもしれません。でもサスペンスとしての緊迫感はなかなかでした。

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しょっぱなの怒声修羅場からは想像できないほど穏やかな優しいお話でした。修羅場になった原因のヒロインのしたことに拒否感を抱く人は多いと思いますが、セレブのホテル生活の常識は未知の世界なので設定上こういう世界では荷解きはきっとそういうものなんだと言い聞かせて乗り切りました。そこさえ乗り切ればあとはクリスマスらしいいいお話でした。メイド物語の中でこれが一番よかったです。他の3話と同時進行なのでいろいろ繋がりがあるけどこれだけで全く問題ないです。90日だったので後日会員期間で購入し直そうと思います。

最後まで読むのにかなり苦労しました。ヒーローヒロインの心の持ちようの変化を描いていく作品は他にもあると思いますが、そういうのは日々の生活の描写とかが豊かでそこが楽しかったりしますが、これはほんとにただひたすらダラダラと心情が書かれているだけで魅力を感じられませんでした。

四捨五入でこの星。絵はちょっと癖があるけど、ストーリーはいい感じだし見せ方もそんなに悪くない。凛々しいヒロインは素敵だし、ヒーローはひどいことしたり言ったりせず（ちょっと間抜けだけど（笑））、ちゃんとヒロインを尊重して守ろうとするのもいい。このストーリーだと選挙結果はそんなに関係ないだろう。まあお話的に当選するだろうとは思うけど。

原作読んで、ヒロインがなかなかヒーローを許さずスッキリしてよかったのでコミックも買ってみたけど、コミックはヒロインが再会してすぐに許してたので全然スッキリしなかったorz。他の部分は原作に忠実によく書けてたのですごく残念。ページ数の関係でそこが一番削りやすかったんだろうけど、ジュリア・ジェイムズのヒロインはヒーローをきっぱり拒絶する凛々しさが素敵なのにな。

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話し合いの足りなかった2人。その足りなかったところを埋めていく。両方の視点で書かれているので2人の心情がよく分かる。ドラマチック好きには物足りないかもしれないけど、理不尽なところはないのでストレスなしに読める。ヒーローはかなり後ろ向きでいい大人なのにとちょっとイラっとするけど、それも結局はヒーロー両親のフォローが足りなかったせいだから、途中からなんだかかわいそうになっちゃってまあ仕方ないかなと。クリスマスものらしいいいお話だった。