本当に無責任なヒーローだよね。国民や国に対して責任感がないから、たくさんの女性に手を出していたんでしょ。あちらこちらの女性から訴えられるようじゃ、国民にしめしがつかないと思う。一人よがりの行動で最初から最後まで婚約者にもヒロインにも迷惑をかけまくった。特に勝手に破棄した婚約者には手をついてあやまりなさい。

わたなべ先生は昔からこういう作風でした。古くはガラスの城とか聖ロザリンドを書いた時と変わっていません。独特の絵なので当時から好き嫌いがハッキリ分かれていたと思います。他の漫画家さんと一線を引いた先生独自の世界感で書かれているので、その事を承知で読んだほうが良いと思います。

わたしはこの作品がとても好き。ヒーローがとても良い。ヒロイン思い続けて２０年。今回のチャンスを決して逃さない。なるほどギャンブルで儲けるはずだ。他のハーレとは違って愛憎ものではないので物足りなく思う読者もいるかもしれない。でも疲れているときでも嫌な気分にならない軽い感じの本作も良いと思う。ところで今回のヒーローは若いなぁ。３０代半ば～後半の年齢の多い中２５歳。めずらしい。あと、ヒロインの作るお弁当ってすごい代物だね。

たしかに一気に次の展開に進んでしまうみたい。原作を読んでいないので、どうしてこんな状況になるのか意味不明。どうしても何か抜けている感じが残る。ページ数の問題もあると思うけど、やっぱり必要なエピソードを入れないと話の流れが不自然。読者は登場人物の行動が理解できなく訳わからん状態で読み終わってしまう。ちなみにヒーローがヒロインの何に魅せられたの分かりません？

セットに入っていたので、あまり期待しないで読みだしたところ、おもいかけず素敵な作品なのでびっくりしました。主人公２人が子供を中心に心を寄り合わせていくのが優しく静かなタッチで書かれていてとても感動した。けして派手ではないが読んだ後、良かったなと思わせる後味のとてもいい作品でした。絵柄も良く、この漫画家さんの他の作品を読みたくなった。

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わたしも嫌いな作品ではありません。特にあとがきでの祖父の言葉や逃げるドリューの態度など明るくそれまでにあった多少の暗さはどこかに行ってしまった。みなさんあとがきを書いているけど明るいものは暗くなりがちの作品を救う助けになるものですね。

さすが、Ｄ.パーマーって感じ。ヒーローがヒロインをこれでもかといじめてやがて後悔して優しくなる。このパターン、疲れる。もういいや。原作者とおおげさに書く傾向がある漫画化さん２人が統合するとこういう作品ができあがるんだろうな。私は少女マンガというべき本作よりも落ち着いた感じの女性マンガのほうがいいな。どちらがいいかは読者しだいだろうね！

ウ～ンこのヒロインにぴったりのヒーロー。これ以上の相手はみつからない。ひねくれて扱いにくい。よく言っても野生的としかいえないヒロインに対し、ガマン強く冷静でレディのように接する。えらい！こういう男性でなくては彼女は変わらなかったに違いない。とはいえ、この彼女を愛する彼に脱帽。それにしてもあんな神父が魔女裁判を起こしたんだな。

私は結構好きなお話です。もちろんヒロインはトップに立つには感情的過ぎる。だから勝手に契約の事など決められちゃうんだろうな。ラストもこれでいいんじゃない。あとはお互いにうんざりしないように努力するって事で。（特にヒーローは飽きられないように）この世は万事めでたし、めでたしで終わらないのが普通だから。あとがきのことだけどさぞかし文句をいいながら作品をかいていたんだろうな。想像しちゃいます。

いいなぁ。14年もお互いに思いやり、親友として付き合ってきた２人が愛し合う。短時間で好きになる作品も嫌いではないけれども！、知りつくした２人が何かのきっかけ（今回はヒーローの恋人）によって相手の大切さに改めて気がつく。愛憎の激しい展開はなくてもどこか暖かく良い後味を残す。こういうのが飽きのこない良い作品というんだろうな。

デボラ・シモンズの描くヒロインは魅力的。本書も守られるだけで男性の言いなりになるお姫様ではなく自分の意思を持った強い女性。そして時々ヒーローをやりこめる。ヒーローはそんなヒロインを愛しており、困ったときは助けに入る。決して誤解や嫉妬によっていじめない。そんな２人は理想のカップル。現代が舞台のヒーローのほうがよほど男尊女卑に感じられるのは、どうしてだろう？しかし、ヒーローの兄弟の奥さんはみんな個性的。そして男まさりだと思う。

原作と大分違ってました。ヒロインはもっと計画的にヒーローの気持ちをかき乱しながら復讐をしていました。本書のヒロインはよくハーレに出てくる感情的な普通の女性に変えてあります。けっこう厚めの本だったのでページ数にあわせたのでしょうが性格は変えて欲しくなかった。最後まで周りに惑わされることのない冷静なヒロインが好きでした。原作のよさが出ていないのでハート２になりました。

内容も悪くないと思うんだけどもう少し美男美女に書けなかったのかなぁ。この作者が書いていた吸血鬼・狼男の探偵物や転生した柳生十兵衛など結構知っているがもう少しましだったと思うけど。ごめんなさい。どうしても30代とは思えないおじさんががんばって顔の丸い女性と付き合っているお話としか見えなかった。特にヒーローの顔がつらかった。

久々に古風なハーレを読ませていただきました。ヒーローもヒロインもお互いに好きなのにうまく行動に表せない、ヒーローの親友が２人を応援、ヒーローに片思い中の女の子が積極的にアタック。まさにクラッシクハーレ。森先生の優しい絵とほのぼのした内容がマッチして素敵な作品になっていると思います。こういう作品はいつ読んでもいいものですね。

ウ～ン。結局一番悪いのはヒーローだよなぁ。２１歳で年上の愛人作るなよなぁ。そのくせ愛人と義母にだまされても太刀打ちできなかったといわれてもね。何かちょっと気に障るんだよね。愛人の子供が早産で死ななかったらどうしたんだろう？よく裏切られたとヒロインをせめられるものだ。どうしようもない勝手ヒーローだ。ただ、内容的にはあきないし、おもしろいので勝手ヒーローと知りつつも、つい又読んでしまう作品だ。

刺激的でもないしこれといった意地悪するライバルもいない作品だけど後味が良くて題名がよくあっている。つきあいながら少しづつ好きになっていく。回りもあたたかく見守る。理想的だよね。残念なのはヒロインの兄貴たちがあまり活躍できなかったことかな。ところで最後のシーンのところで出てくる犬のウォルドーの彼女は誰のペットでしょうか？中身が淡々としすぎてこれ以上ページがあるとたいくつしそうな点でマイナス１となりました。

砂漠の花嫁さんの云うとおり。この漫画家さんはむかしからインドのマンガを良く書いていましたよね。個性的な絵柄なので、シーク物には確かに向いているかも。スピード感も出ているし中東の風景も良く書けていると思った。ただし、好き嫌いのはっきり分かれる絵柄かも。

実は妹が主人公の作品より先にこの原作を読みました。かなり昔ですが。原作もかなりおもしろいですよ。傲慢なヒーローが活発すぎるヒロインに振り回される。彼女を失いそうになって初めて愛していると気がつく。ハーレには多い設定ですが口で復讐とか言っているわりにはヒロインをいじめないのがデボラ・シモンズのいいところです。けっこう原作者のファンが多いのもそのあたりでしょうか。良い作品は漫画家さんの手であまり変えないのが言い結果になると思います。結果ハート５にしました。

この作品は地味な作品ですね。息子達はけっこう派手な話が多いけど。でもこういった深みが感じられる、なんとなくいいなぁという話も好きです。息子達では２番目の息子の話が好きだけど。ふふふ。息子の悪ふざけぐらいしか目立つ内容はなかった気がするけどでも後味の良い素敵な作品になっていますね。ベッドシーンの上品なこと！私は昔（白鳥麗子でございます）の主人公の麗子がベッドシーンとはこの事だと勘違いしていたのを思い出した。古いかな？

私はこの漫画家さんの絵で口元があまり好きではない。でも本書は気に入りました。いつもだとすぐ口元に目が・・。今回は内容がいいのか、絵が話しに合っているのかあまり気にならない。お互いが何も苦労のない時代に２人が会っていたら又、話が変わっていたでしょうね。ごく普通の愛憎が交差しあうハーレかな？とにかくこの作者の書いたハーレのなかで一番良かったということでハート５。

しーさんの言うとおり。前半けっこうがんばりすぎて後半ページ数が足りなくなってしまったみたい。この本は２冊分あったほうが良かったですね。中にはコミック２冊のヒストリカルもあるのにね。ただこの漫画家さんの絵は華やかなのでこういう明るいヒストリカルに向いていると思う。現代ものよりも。ちなみに原作もかなりおもしろい。ヒストリカルが苦手な人もこの本は読める。おすすめです。最後のドタバタ分を１マイナスとしました。

かのとみさんのレビューを読んで同感と思った。最後がなぁ～。盛り上がらないというか、本当にこれで終わり？とがっかりするというか。ページが足らなくなってあわてて終わらせたのだろうか？途中までけっこういけていたのに・・・。最後のヒーローの服装がオペラ座の怪人のいた時代を思わせた。

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この作品は原作よりおもしろい。特にヒーローが魅力的。たいてい原作のほうがおもしろいがこの作品はコミックの方がいい。原作を読んだときそれほどおもしろいと思わなかったが気がかわった。