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- 過去を克服したヒロインは立派 4
- Ruka 2021/05/25 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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ヒロインは激しい気性の持ち主で、10代の時は自分の感情をコントロールできず、しまいにはカウンセリングを受けるという設定。それを思うとヒロインはよく自分の弱さを受け入れて、過去を克服できたなと思います。ハーレとして読むよりも、ちょっとした心理本として読むと興味深いかも。そしてペニー作品なのに、ヒーローには嫌なところが全然なくて、しかもとてもいい人で、逆に不思議。だから私はヒーローがヒロインを愛する気持ちがわからないな。家族愛ならわかるけど。
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- 【ネタバレ】美しいトスカーナの風景描写が癒し 4
- Ruka 2021/05/03 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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作者自身がトスカーナに魅せられているのでしょうね。その風景描写や葡萄の栽培、葡萄酒の醸造に関する描写はとても興味深く、現地に行ったような感覚が得られました。イタリア人とイギリス人の異なる点についての描写も興味深かったです。イタリアの上流階級の娘は、イギリスよりも厳格な監視のもとで育てられるようですね。 ただ、ヒロインは火のような気性の持ち主で、しょっちゅうヒーローに喧嘩腰で挑んでいくので、トスカーナの美しい描写が少し損なわれたように感じました。作者の他の作品でもそういう気性の激しいタイプの女性が登場するので、作者が好んで描くタイプの女性なのでしょう。 ヒロインが、ヒーローの言葉を信じず、何度も愛人の存在を疑うくだりも、好きになれませんでした。 そこがハーレ流ということなのでしょうね。 最後の幸せそうなエピソードはとても良かったです。
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- 【ネタバレ】面白かったけど非現実的かな 4
- Ruka 2021/05/03 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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ヒーローが優れた画家という設定で、それにまつわるエピソードも含めてとても興味深く、幸せな読書時間でした。 ただ、読後しばらくしてから、現実には有りそうもない設定が気になりました。 ヒロインは、6カ月間も貧民街に潜伏していたのに、ごく身近な人物も含めて女性だということに気付かれなかったということ。いくらほっそりした体型であっても、6カ月間はさすがに非現実的。 そして、それにも関わらず女性の姿に戻った途端、絶世の美女だったということ。醜いヒロインよりも、美しいヒロインの方が読んでいて楽しいは楽しいけど、さすがに非現実的。 更に、ハーレでは有りがちなもう一つの非現実的なエピソードがあるのですが、それについての記述は控えておきます。 現実感を残しつつ面白いお話を作るのはいかに難しいか、ということなのかな。
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- 【ネタバレ】面白いけどイライラ 4
- Ruka 2021/05/01 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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話の序盤はとっても面白いです。でも悪役の陰湿な策略が始まる当たりから、話の雰囲気がガラリと変わってしまいます。 悪役がひど過ぎて、罪のない人達が痛めつけられるので、読んでいて本当に心が痛むし、イライラします!!! そしてヒロインも、フランス人の血を半分受け継いで気性が荒い面があって、それを投資の方面では生かしているのに、こと性愛に関しては全く気弱で自信がなくて、ヒーローを信じないものだからそこもイライラ!!! お話のスケールはさほど大きくなく、部族間の争いや戦争は起きません。むしろ、悪役はずる賢くて、陰湿です。 物語の最後に二人の幸せそうな様子が描かれているのが、唯一の救いです。それがなければ、耐えられないお話だったかも。 ちなみに、私は未読ですが、次の作品ではヒロイン弟が主人公のようです。
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- 【ネタバレ】主人公が好きになれなかった。。。 1
- Ruka 2021/03/21 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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物語の出だしは面白いと思ったのですが、ヒロインがとても勝気で、ヒーローとの初体験で経験豊富なヒーローを相手に主導権争いをするのはさすがに興ざめ。ベッドシーンがやたらと多くて、殺人事件の直後にもベッドシーン。さすがに気持ちがついていけませんでした。。。。。文章も説明口調が癇に障り、物語に浸るどこではなかったです。これがベストセラー作家なのですかね!?
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- 大当たりでした! 5
- Ruka 2021/03/14 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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テリー・プリズビンの作品は前に読んで外れだったので、今回も期待半分でした。でも結果は、大当たりでした! キャメロン氏族のヒロインは、和平のため、マッキントッシュ氏族2人の何れかと結婚する運命ですが、どちらと結婚するかは長老会が決定するので、自分で選ぶことはできません。だから出会ったときも、どちらも贔屓しないように細心の注意をしないといけませんでした。この出だしから特徴的でとても惹かれました。 その後、マッキントッシュ氏族の2人が死闘を繰り広げますが、そこに非常に厳格なヒロインの父も絡んできて、結果はわかっているのに、どう決着が付くのか目が離せませんでした。 話の展開が非常に劇的なので、ヒロインとヒーローの無意味な罵りあいはなく、むしろヒロインはとても一途で、度胸があって、義理堅くて、尊敬に値する女性だと思いました。 エピローグを読むと、このお話には続編があるようですが、公開されている作品に続編らしきものは見当たりませんでした。 それにしてもこの表紙、どぎつ過ぎて、恥ずかしくて本屋では買えないですね・・・・電子媒体でよかった(笑)
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- 一気読みできなかった・・・ 3
- Ruka 2021/03/06 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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大好きな作品だと一気読みできるけど、この作品は無理でした。 読むのが苦痛で、何度か中断して、ようやく読み切った感じ。 何がいけなかったのか? ヒーローは、13歳から女を切らしたことがないほど女性にもてるタイプで、かつ祖国のために(それがいいか悪いかは別にして)尽くそうとするタイプ。かたやヒロインは、生まれといい、性格といい、特質すべき性質がない!? だから、そんなヒーローが何故ヒロインに惹かれたのか理解できなくて、物語に気持ちが入らなかった。 ちなみに物語は、14世紀のイギリスとフランスの100年戦争の頃。作者が当時の歴史に深い造詣があるのは間違いなく、それで評価は+1。
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- 久々に再読 4
- Ruka 2021/03/02
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昔の評価を訂正。この作品はペニーのテンプレの一つ、出会いが少女時代だったというもの。以前はペニー初心者で気が付かなかった。 テンプレだけど、ヒロインが単なる内気な女性ではなくビジネスで成功してて、ヒーローが誠実なのがよかった。二人の情熱も感じられて◎。
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- ペニー作品で一番好き 5
- Ruka 2021/03/01 このレビューを 3人の方が参考にしています。
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ペニー初心者で、まだ数作品しか読んだことないのですが、皆様のレビューから、ペニーは傲慢でいけ好かないヒーローが定番だと理解しました。私はそういうヒーローは苦手。イライラして英気を吸い取られるから(苦笑) その点、この作品のヒーローは頼りがいがって、誠実で、大好きです。ヒロインは、目つむって生きてるの!?ってくらい鈍感でヒーローの気持ちに気が付かないという欠点はあるものの、誠実で親切、仕事でもちょっとした才能を発揮して上司から一目置かれているし、とても好感が持てます。 何度も読み返したくなる作品です。一押し。
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- 【ネタバレ】一気読み 5
- Ruka 2021/02/13
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謎解き部分がこんなに強烈だとは思わなかった。もっとシンプルな話かと思ったので、真犯人とその動機探しでずっとハラハラしっぱなしでした。真犯人を隠すために、色々な怪しい人達が登場します。 ヒロインは、叔父から虐待されて辛い経験をしたにも関わらず全く恨みがましくなく、少しでも物事の良い面を見ようとする性格が素晴らしいです。なかなかできることではない。そして、その前向きな性格でヒーローの心の傷も癒していきます。 ヒロインは、ヒーローだけでなく、その親友や叔父である伯爵も魅了していきますが、とても楽しめました。
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- 【ネタバレ】誠実で勇敢なヒロインとヒーロー 5
- Ruka 2021/02/07 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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とても良かったです。最後まで一気読みでした。 ヒーローは、スコットランドとイングランドの和平交渉のためにヒロインの城を訪れて出会うわけですが、元々は敵同士なわけで、軽蔑や憎しみから二人の関係は始まります。 憎しみから始まり、それが愛に変わる物語は大好きです。最初から激しく惹かれあうより、よっぽど現実味があるなと思います。 序盤のヒロインの言動は、ちょっと辛辣すぎて、我儘で甘やかされたお嬢様という印象なのですが、なかなかどうして、逆境にもめげず、周囲の人達を虜にしていく様子は、とても好感をもてます。そしてヒーローもとても誠実で勇敢。 物語は山り谷ありですが、二人の末永い幸せを祈らずにはおれないお話でした。
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- 【ネタバレ】そういう展開になるよね 3
- Ruka 2021/01/31
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借金を帳消しにしてもらうために嘘をついて近づいて関係をもてば、後で嘘がばれたときに軽蔑されるのは目に見えてるよね。 予想できた展開とは言え、二人の冷戦状態が1年以上も続いて、二人の非難の応酬にいたたまれず、読んでいてグッタリ、英気を吸い取られてしまいました。笑 唯一の心の慰めは、ヒロインが娘に見せる母性本能でしょうか。
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- 期待以上 5
- Ruka 2021/01/23 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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初めての作家さんだったので、正直ここまで引き込まれるとは思いませんでした。とても面白くて、最初から最後まで一気読みでした。 二人は、僅か3日だけ新婚生活を送った後に2年間も離れ離れになります。 ヒロインは、結婚当初は18歳、そして夫と再会した時にもまだ20歳です。 最初の話の展開から異色で、どんどん引き込まれて行って、その嬉しい驚きは最後まで続きました。 ヒロインの忍耐強さに感服です。 単なるロマンスの話ではなく、陰謀やら復讐やら、当時のイギリスとフランスの歴史的状況も織り交ぜて、深みのあるお話でした。
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