あれだけ頑なに息子だと認めなかった上に血を分けてもらっておいてだよ、にも関わらず謝罪の一言もないんかい！ってムカムカ。まず言うべきセリフは「娘を頼んだぞ」じゃないだろー！怒　病院でのあの気まずいシーンから、急にエイドリアナとの別れと結婚式の場面に飛んでてページを抜かしてしまったのかと思った。もっと和解のシーンを入れて欲しかったな… 。しかもエイドリアナが不憫すぎる！いい話のはずが色々とモヤっとする事が多くて読後感スッキリとはいきませんでした。

ヒロインも頑張り屋さんで好感度高かったし話も面白かったんですが、ヒーローの妹大丈夫？って心配で何かモヤモヤ。同級生の親ってだけで不安なのに、育児放棄するようなクソ父親なのに加えて結婚離婚を繰り返してる男って、幸せになりそうな予感が全くしないんですが…。でもあとがきの金魚と悪魔の話はちょっと笑っちゃいました。

酔ったはずみでデキちゃってヒーローが仕方なく責任を取るという形ではなく、ヒーローが何も覚えてないまま普通にヒロインを好きになってから実は…と明かされるのが結構良かったなと思いました。あと表紙のレースやお花、窓ガラスの色合いなんかも素敵でした。ヒーローが画家なので絵画を意識して描かれたのかな？地味ですが読後感もいいし、私は好きなタイプの作品でした。

いくらヒロインからグイグイくるからって、さすがにあんな大きな息子に嫉妬して若い子に恋するとかって展開は気持ち悪い…。しかも重なってる下着の放置といい、おじさんがハニーと言いながらバカ面で登場した後の息子との対面とか、演出も何か気持ち悪くてゾワゾワした。おじさんだからこそもっと理性を保つべきだったよね…。未来の女王と結婚前に流されてコソコソってんじゃなくて、まずは王様にきちんと筋を通して認めてもらうとこから始まっていればこんな嫌悪感は抱かなかったのにな。絵は綺麗だったのでおまけでプラス1という事で。

まだ10代で親を亡くして母親代わりとして弟達を育てたのだから、たとえ命に別条はなくとも心配で近くにいてあげたいと思うのは当然でしょう。母親が息子の怪我が軽いからと情事の相手を取ったと聞いたら普通は引きますよね。それほどヒロインの母性と家族愛が強いのだと思います。特にあちらの人は宗教的なものからなのか家族を優先する人が多いですし。ヒーローもトラウマを抱えているので母のように包み込んでくれるようなヒロインに惹かれたのかもしれません。地味だけど良い話だと思いました。一つだけ気になったのは美術学校はどうなったのかな〜って思ったので、♡マイナス1にしました。

聖闘士星矢みたいでちょっと… 一度気になるとそればっかりに目がいってしまって困った。あと台詞のハートマークは安っぽくなるので好きじゃないな。これからもそっくりの影武者が常にそばにいると思うと落ち着かなさそうだけど、ヒロインは区別がつくから気にならないって事なんでしょうか？　でもハネムーンまで利用されちゃうと何かねぇ…

ハーレのヒロインって何でこういう男に惹かれるかね… 自分なら脅迫してきた時点で完全に冷めるけど。まあヒロインは語学を頑張ったり、ぶどう畑で肉体労働したりと馴染もうとして努力していたのは好感持てる（最初に嘘ついたのだけはアウト）。一つ気になったのが、旦那のお母さんの態度の豹変ぶりに納得いかなかった。せめて和解するシーンなどを入れて欲しかった。

よくもまあ、好きな男の息子と婚約しようなんて思えるもんだ。それで今更愛してるってねえ…見ているこっちは冷めるばかりですよ。 自分が息子だったらもう二度と顔見たくないな。まあそんな息子もアレだったわけですが…

自分は好き勝手しといて、ヒロインの大事な夢は協力する気無しでこういう男嫌いだわー。

ヒロインは髪こそ長いけれど、男の子みたいな顔に見えてどうも入り込めなかった（首も太いし…）　今までの作品ではもっと女性らしいヒロインも多かったので、もしかして原作がこんな描写だったのかもしれませんが。それでもやっぱりロマンス作品を漫画にするなら、ゴツいよりは線の細い女性らしいヒロインの方が好きです。

何かバタバタしてて落ち着きがないのでロマンチックな雰囲気に浸れなかった。 あと気になったのが、銃で撃たれて痛みの中死んでいくよりも安楽死の方が良かったんじゃないだろうか… ヒロインは美人設定のようですが、絵がそう見えなかったのが残念でした。ヒーローの動機もちょっとなあ…普通に引く。

何だこのクソじじい！人の事売春婦呼ばわりしておいて、「女は経験豊かな男を好む」だぁ？　ヒロインが気が強くて負けていなかったので良かったものの、ヒーローも何かムカつくし、ヒロインは彼のどこが良かったの？　でもまあ話は面白かったし、美人設定なのに全然美人に見えない絵の作家さんもいる中、中村さんの描くヒロインはかっこいい美女で満足でした。

まず、ケルとルシンダの変わり身の早さにビックリ…特にルシンダはあんな事言っておいて、よくもまぁ〜呆。冒頭の契約愛人になる件りも唐突すぎて、なぜこうなった？って感じで、もっとそうなるまでの過程を丁寧に描いて欲しかった。

幸せになれるといいね… いつものように美しい絵にウットリ。堪能させて頂きました。 お兄ちゃんのエピソードがあったせいか、2人の話がちょっとあっさり気味に感じました。

契約結婚を受け入れておきながら、愛されてないとか本物の結婚じゃないからって急に駄々をこねるのはワガママすぎないか？ 自分の気持ちを押しつけてくるような人はどうも好きにはなれません。 あと、原作にある演出なのかわからないけど、転んだぐらいで髪ゴムが切れるのも不自然だし、オーナーのペンを勝手に髪留めに使うのもあざといなーって感じてしまった。

ヒロインが義母に復讐するわけでもない聖女みたいなタイプだから許せたんだろうけど、自分だったらいくら改心してきてもあの暴言を思い出すだけでムカっ腹もんですよ。 でもあとがきで、七星先生も同じ気持ちだとわかって少し溜飲が下がりました。 なので★1つはあとがきへの評価です。

途中までは面白かったのに、最後あっさり元サヤに収まってしまって拍子抜け。 あんだけすったもんだしておいて、2人とも本当にあれで納得できたの？ ヒーローも6年も放置した挙句、せめて再会した後さっさとヒロインに弁解してりゃあいいのにさー。 まああんまり好きなタイプのヒーローじゃないですね。 でも長崎さんの作品は、ちょいちょい笑い所というかお茶目なシーンを入れてくるのが結構ツボです。

ヒロインの見た目も性格も何でかあんまり好きになれなかった。 あとダンって何者？説明がないのでいまいち関係性が掴めなくてモヤモヤ。ヒーローも気になってたはずなのに聞かなくていいの？ 何かスッキリとしなかった。

最初はヒロインの顔が子供っぽすぎる気がしてイマイチ話に入り込めなかったんですが、真面目で前向きなヒロインは好感が持てたし、イライラする人物も出てこないので段々と絵も気にならなくなりました。 しかし、あれだけロミオとジュリエットを馬鹿にしてたヒーローが、まさかあんなにロマンチックなプロポーズをするとはね。 あれはほとんどの女性が落ちる！　後日談的エピソードもすごく微笑ましく、読後感がすごく良かったと思える作品でした。 やっぱり私生活乱れたプレイボーイより誠実な方がいいですわ（笑）