高校時代は両極端に存在していた二人が、 ある事情から結婚することになって････。 ヒロインが偏執的な母親一人に育てられたにしては、 まっとうな（純情すぎる面もあったけど）人間に育っていて、 図らずもヒーローを悶々とさせたり思いがけない面を町の人々にさらさせたり！楽しかったです。 結婚後、すぐヒロインの屈辱的な状況を察したヒーローが救った場面や１０月の第三金曜日（笑）の夜は本当に最高でした！！！ エピローグがなかったのが残念。 子供が生まれてメロメロになったであろうヒーローの姿も見てみたかったものです。

１０数えるヒーローのシーンが好きです！！！ 小越先生は、なんでこう茶目っ気のあるヒーローを書いてくれるんでしょう。 あれだけ魅力的なヒーロー（付き合った女性も幅広そうだし）が初めて愛してると意識したにしてはヒロインの魅力不足かなぁってところで減点１。

あらすじの最後の部分、「あの女」という描写が憎悪を感じさせてＨＱのヒロインらしからぬ！と嫌悪感を抱かせました。 もちろん、あらすじからヒロインが過酷な過去を持っていることが分かりましたが、それにしてもなんだか感じが悪い。 うじうじめそめそした「どうせ私なんか･･･」って感じのヒロインかな？ とひやひやしながら読み始めました。 卑屈な感じもありましたが、全般的に健気なヒロインで好感がもてました。 なのに･･･なぜにキャシーにはあんな態度？？？と思っていたら。 うーん、理由を知って納得しました。 キャシーが結構あっけらかんとしたキャラクターで描かれていたので、悪女だけど何も考えていないタイプなだけかなと割と好意的に思っていたのに･･･どんでん返しです。 で、ヒーローは何でキャシーと３００キロの旅をしようと思ったのか。（実際は５００キロ） キャシーの態度から迫られるのは当然予想出来たはず、 それなりの気持ちがなくては一緒に車で旅行なんかしないと思うのだけど･･･。 でもまぁ、ヒロインが幸せを感じることが出来て良かったです。

絵はとても綺麗で素敵なんだけど･･･ ヒーローは幼少期の体験から人を信用しない所があるにしても、ひどい。 ヒロインを告発する前の初めての夜を過ごす前も、 自分の心の動きが怖いのか「一度寝たら大丈夫」的なことを思いながら、ヒロインが体の関係と心のつながりをいかに重要視しているか知った上で、一夜を共にしたし。（一応朝には若干の心の変化がありましたが･････） ヒーローにはあるまじき！（残念ながらＨＱには多いんですけど↓） むしろ同僚の方があっさりと「無実」を当たり前と受け止めてくれ、ヒーローとの比較？がくっきりと。 そもそもヒロインも八方美人が過ぎて、 犯罪に巻き込まれるというか、 犯罪の火種になってしまった感があるし。 犯罪者として逮捕され、 かなりの屈辱を受けてショックだったのに あんなにすぐに許せるのはヒーローが イケメンだから？ あぁぁ、ヒーローは本当に格好良いのに中身が･･･。 一生かけてって言ってるけど、人間中身はなかなか変わらないよ。 二人はうまく行かない気がする。 絵が素敵なだけに、残念。

ヒーローは傲慢そのものなんだけど、 ヒロインが素敵です。 事情が分かるとヒロイン姉妹の気持ちの強さに打たれて涙がとまりませんでした。 原作も是非読んで見たいものです。 脇役も魅力的です。

最初はかたくな過ぎるヒロインに正直嫌な気持ちを抱きましたが、途中事情が分かると納得しました。 ヒーローの立場を思いやれない女性かぁとのマイナス評価が、 後半ヒーローが忘れられない訳だ～と高評価に！ ヒーローの立場も分かるし、 それを思いやるヒロイン。 ヒーローの姉が良い悪役（笑）ぶりでした。

美貌の脚本家とプレイボーイの敏腕プロデューサー。 ヒーローは本当にプレイボーイで 見た目のゴージャスさと裏腹にちょっと恋愛に臆病なヒロインは ヒーローと関係を持った後も本気になる自分へのストッパーとして、ヒーローの女性遍歴持ち出し軽い関係を強調するのですが････ ヒーローがその度にもだえ、そして傷つくのにきゅんとしました。 恋をしたらみんな臆病になるのだなぁと。 華やかな設定のヒロイン、ヒーローにぴったりな絵柄で満足したのですが、 ヒロインの母。 えぇぇ、年下の彼氏がいるように全然見えない。 性格がすごく魅力的というようにも感じられなかったし、 むしろ･･･。 財産家？ 顔も体型も服装もただの中年女性。 どこに魅力が？？？ そっちに気持ちが行ってしまった分減点１。 残念です～。

ヒロインの親族もヒロインを人身御供のように差し出すなんて身勝手だし、 あれだけ嫌がっておきながら優しくして欲しいなんてヒロインも身勝手すぎる。 ヒーローもよくもまぁ･･･ 私の中でワースト作品の一つです。 漫画家さんの絵は良いだけに残念。 原作もひどかったのでしょうがないかなと。

弟が死ななかったら、罪を告白しなかったら･････ って思いますが、 告白したからこそのストーリーだしなと。 告白を受けてからのヒーローの行動力は偉い。 両親にもずばっと言ってくれたときはすっきりしました。 そしてヒロインが全てを受け入れ理解しようと努めた姿も好感が持てました。 何より、子供が！ 良いタイミングで良き言葉を！ かたくな気持ちもほぐされちゃうね。 主役は子供だな～と思いました♪ （ヒーローやヒロインもも両親にとっての子供あるという意味でも） 弟、死なずに良心の呵責で告白だったら良かったかなで、減点１。

亡くなってしまったアンガスが生きている前作も合わせて読むと楽しさが倍になると思います。 ヒロインが涙もろすぎる気もしますが、 筋が通った強さを持っていて好感持てます。 あと、かのとみさんのおっしゃるとおり。 かぼちゃのプリシラ(笑)可愛いです。

この作品で、小越さんの作品にはまりました。 面白くて、きゅうんときて、どきどきして、笑って。 ハーレクインの作品の中で一番好きかもです。 気になったので、原作も読んで見たのですが原作はさらにホットで楽しかったです。 でも、コミックも文句なしにまとめてあって最高です。