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次へ >>- 【ネタバレ】もう一度読み返してみたら… 5
- ミサチン 2022/09/05 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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恋愛小説には幾つかの法則があってそれぞれ味付けが異なるだけと思っていて、私はベティの味付けが大のお気に入りなんです。中でもこの画家さんのベティが一番好きで「二人のティータイム」は何度繰り返し読んだかしれないです。「湖畔の休日」は月額で初めて読んだ時ヒロインの性格にあまり好感がもてず繰り返して読む気になれませんでした。改めて読み直すと、ジェーン·オースティンの「エマ」のヒロインを彷彿させるではありませんか。美人で人が良いのに自分の恋心に気づけないおせっかいなヒロイン。ヒーローに「彼女(婚約者)はあなたに合っていない」と言った時点で既に彼に好意を抱いているのですよ。そして婚約者がいるのに別の女性に惹かれてゆくヒーローというパターンもベティの作品には沢山ありますが、その心の変遷を追うのがワクワクします。申し訳ないことにベティの原作を一度も読んだことがありません。日本の画家さんたちが優秀でこれで納得してしまうのです。同じ120数ページが倍にも感じられます。台詞を読むのが苦手な人にはベティは向いていないかもしれませんね。ちなみに前述の「二人のティータイム」のヒーローは確かトマス·ラティマー。ヒロインの姉はフェシリティ。ベティさんもネーミングには苦労されたのでしょうね。
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- キラッキラ 5
- ミサチン 2021/03/24 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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津谷さんのヒストリカルは全て制覇していると思っていたのに不覚でした。まあ後書き付きで読むことが出来たという事で結果オーライです。ヒーローはどちらかというとキリリ系が多い中、今回はキラッキラの金髪碧眼、典型的な美形だったのは嬉しかった(特に目元がね)。その外見に似合わず人柄はヤンチャな男の子で、そのギャップがよろしいす。典型的な紳士とは言いがたいですが、女子は案外こういう男子に弱かったりします。他の登場人物の描き分けの上手さには相変わらず脱帽です。バドワース夫人、ウンウン居そうだこんな貴婦人。
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- 葉月様、いいオトコをありがとうございました 5
- ミサチン 2020/04/13 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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いやぁハマりました、繰り返し読んでしまいました。原作は未読ですが画力と構成力のなせる技かと思います。こちらは多少なりともヒロインになりきって読んでいるわけで、どんだけヒーローがタイプか、どんな言葉を囁かれたかで評価が決まるわけです。そこはかとなく育ちの良さや品の漂うヒーロー、もろタイプでした。冒頭の社員の言葉通りもう神に近いです。因みに、陳腐ではありますが「君は特別」は私には絶対外せない台詞です(笑)本作品には含まれない台詞ではありますが、近い台詞はそこかしこに。ヒロインに反論され、たじろぐ姿もまたご愛嬌。次はこんな男性にひざまづかれるような女性に生まれたいもんです。
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- お似合いの二人 5
- ミサチン 2019/08/10 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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それぞれの人生の背景やウイットに富んだ会話など、二人が自然に惹かれあう流れが十分に描かれていると思いました。生まれ育ちに関わらずマナーを心得た品のある大人というのは案外少ない、そういう意味でも結ばれて当然のお似合いの二人ではないでしょうか?ストーリーは有りがちですが、何度か出てくる“ペル・ファボーレ”の一言が気が効いていて、何度も読み返したくなるような作品です。
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- カエルが憎めない 5
- ミサチン 2019/02/08 このレビューを 23人の方が参考にしています。
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大好きな「いつかかなう夢」にテイストが似ています。どちらも身体の障がいやコンプレックスを持っているのだけれど、前向きに自分と向き合っている女性。こちらは、ふわふわしていて儚げだけどしっかり自分の言葉を持っている魅力的なヒロインです。カエルも案外可愛くて憎めない。ヒロインの魅力で言ったら「いつかかなう夢」と互角、でもヒーローの男前度は個人的にはあちらのセバスチャンに軍配があがるかな?津谷さんは登場人物の顔の書き分けが上手くて、きっと沢山の人の顔や表情を勉強されているのでしょうね。
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