投稿日順▼
1
次へ >>- 【ネタバレ】サスペンスハーレクイン 5
- リリアン 2011/08/01 このレビューを 80人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
いつもの甘いロマンスのハーレクインとは違い、こちらはサスペンスハーレクインとされています。王族の結婚には愛は不必要としていた皇太子もロリーを王女として訓練するうちに次第に惹かれていく過程が麻生先生によって丁寧に時には情熱的に描かれています。自分の知らぬ間に婚約が決まっていて、皇太子もその当時の恋人ももちろん気の毒ではありますが、それでも自分の運命を受け入れて相手に誠実に伝えてお別れしたのですからそれも皇太子の宿命なのだと思います。運命はもしかしたら変更が可能かもしれませんが、王族の一員として生まれる宿命は背負わなければいけないのかもしれません。ここでは事故でなくなった元恋人の兄に逆恨みをされて何度か命を狙われることなどありますが、その事がかえってヒロインとヒーローがお互いに不可欠な存在であると気が付く事になります。ロリーが普通の女性から自分の運命を受け入れて強く生きていこうとするところには感動の連続でした。いつもの甘いハーレクインも好きですが、こちらのサスペンスのスパイスを含んだハーレクインも一味違って楽しかったです。さすがの麻生先生です。
- ご意見ありがとうございました! 参考になりましたか?
- 期待通りに楽しめた 5
- リリアン 2011/06/16 このレビューを 34人の方が参考にしています。
-
麻生先生の作品をいつも楽しみにしています。著者と原作者の相性も抜群でしょう。今回はヒーローがロシアの男性の設定で新鮮と感じたのは私だけではないはず。絵柄はもちろんの事、物語の見せ方、登場人物の心理描写も流石です。自分のクラブのVIPルームで寛いでいるヒーローも傲慢だけど素敵。「僕から離れられなくなる」なんていうセリフ言われてみたいです(笑)もっと深く楽しみたいので是非原作も読んでみようと思います。
- ご意見ありがとうございました! 参考になりましたか?
1
次へ >>