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伯爵令嬢の憂鬱古沢絵里/アン・アシュリー
高慢と偏見が好きな方は特におすすめ 評価5 5

第一印象が最悪だった2人が恋に落ちてゆき、結ばれるまでをていねいに描いた作品です。が、正直ハラハラドキドキするような要素はあまりありません。 これだけ聞くと面白くなさそうですが、めちゃくちゃ面白い。素敵な作品です。私がJ.オースティンの「高慢と偏見」のファンだから?英国文学史上の名作「高慢と偏見」も大事件はあまりなく、主人公の心の内を見事に描きながら展開してゆく作品ですので。というわけで、本作は高慢と偏見が好きな人には特にオススメです。ヒロインとその従姉の名前からしてジェインとエリザベスですし。 ただ、資産に差はあれど同階級内の恋愛だった高慢と偏見とは違い、この作品のふたりは中産階級の田舎医師であるヒーロー、ヒロインのほうが高位の伯爵令嬢と身分差があります。そこに苦悩しすれ違う様子がなんとも切なく、周囲の助力も得て結ばれてゆく過程が実に見事で素敵なのです。 ちなみに、前作(と言えるのか?)の「貴婦人の秘密」の主人公2人がこの作品にも名脇役として登場します。逆に「貴婦人の秘密」は本作のヒーロー・トムが脇役で出てきますが、これがめちゃくちゃ魅力的なのだ~。 本作を呼んで「トム!」と思われた方にはこちらもオススメ。

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公爵の憂鬱な夜新井ひろみ/メアリー・ジョー・パトニー
実在の人物がモデルです 評価5 5

このお話は、イギリスの第9代マールバラ公チャールズ・スペンサー=チャーチル(あだ名はサニー、ちなみに従兄弟がイギリス首相のウィンストン・チャーチル)とアメリカの鉄道王のひ孫コンスエロ・ヴァンダービルト、この2人の結婚がモデルと思われます。 あくまでもモデルであり、小説と実話は全く違うのですが、チョイチョイ実話に寄せてあるので、比べて読むと色々と面白いです。結婚に至るエピソードとか、花嫁さんのお母さんとか、結婚を仲介した方とか。 もちろん、上記の小ネタなしでも面白いのでオススメ。

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紙の書籍でも出版して下さい。

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新装版を紙の書籍として出版してください。

 毎度ながら:デューク 2024/10/31

紙の書籍でも出版して下さい。

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