原作未読なのでその点を抜きですが、著者様のお得意分野かつ描写＆構成力が生かされた作品だと思います。これまで手掛けられたハーレの作品は今一つ感が強かったのですがようやく本領発揮された気がします。ヒロインは頑なとも言えるほどの気の強さが目立ちますが、それも守るべきものがあるためと思えばそれも頷けます。前半の強気さと後半のかわいらしさのギャップ差がとても良くてジェーンさんに同意です！ ラストシーンについてはレヴューされてる皆様のご意見が結構手厳しくて少し驚きました。確かに時代的にはうるさいかもと思いつつ個人としてはプロポーズされてる前提なのでありかと思ってましたし、著者様は原作に忠実だったのではとも。その後にmuguetさんのレビューが来ましたのでそれで納得！私もそう思うことにします。

私もkikiさんと同じくヒーローのヒロインへの態度が気になって最後まで読みました。このヒーロー、ホントに「なんなんだよ！」って言いたくなりますねえ。当初は「ツンデレ」タイプなのかって思ったのですがそんな可愛げのある感じはせず、最後以外すべて「ツンツン」なので読んでて腹立ちました。ヒロインめっちゃ苦労しそうに思うけど、まあ好きになっちゃしょうがないってことなのか？私も彼女の健気さでハート３です。

やはり1970～80年代のお話ですねえ。古さを感じてしまいます。原作者の方が生きていた時代背景がメインなので仕方がありません。だって休暇の延長申請が手紙なんて今ならありえない。。。それなのになんで医療事務のお仕事でパソコン使ってんだろ？(笑)余計な突込みはしちゃあいけないってことかしらん。ストーリー的には好きなお話ですけどね。でも原作者の方の王道パターンそのまんま。読みなれている方にとっては新鮮味は感じられないかもですが、安心したい方には○

原作が好きでしたことと力量ある著者さんということもあって、すぐに購入(笑)期待を裏切らない出来でハート4でした。みなさんおっしゃる通り、ゴージャス感はあまり無いですが、心温まるストーリーでしたのでそちら系お好きな方はお勧めです。た～だ原作も読んでて思ったけれど、ヒーロー、ヒロイン姉妹が大事故にあった時点で一度くらい見舞いに行けよ！！って言いたい！ヒーロー弟も大変だったんだろうし、ヒロイン妹の印象が良くなかったかもしれんが。。。ヒロインのほうが義理堅いし礼儀正しい。あとで謝ったけどさ～

読み応えあって最後まで読み進めましたが、なーんかモヤモヤするんです。お互いの意地の張り合いというか、意固地になってるというか。ただ正直これはヒーローに分が悪いです。そもそも、友人から「ヒロインを落とせるか」っていう愚かな賭けに乗ってしまったことが全ての始まり。その話がヒロインに知られてしまったわけだから、未遂（実際はすぐに賭けから降りたんだけど）とは言え、ヒロイン怒って拒絶するのは当たり前！ヒーローもヒロインをそっとしとけばいいのに、なんだかんだとかかわりを持とうとするし、ごり押しに「いつか君を振り向かせてみせる。」って正直逆効果としか言いようがない捨て台詞で残すし。。。それよりはヒロインにまず謝れよ！！って言いたい。賭けから降りたとは言え、ヒロインに大きなショックを与えたわけだしねえ。 でもヒロインも最後簡単に許しすぎ！真相をヒーローの馬鹿な友人から知ったけれどすごい拍子抜け。なんかなし崩し的にそうなったって感じで、個人的には「良いんか、これで！？」って気がしてしょうがない。ヒーローがきちんと謝罪＆後悔している場面を読みたかったです。コミカライズする場合はその辺アレンジしてください（願）

ぶりっこというか純粋かつ一途なヒロインですが、世間知らずな一面をゲスな婚約者につけ込まれかつ振り回されてしまったのは可哀そう。。。ただあの婚約者、どうも自分の家族をも欺いていたみたいでかなり悪質！破滅したのは自業自得ですね。ヒーローも最初は傲慢かと思ったけれど、自分の心（だけではないけれど）の傷をヒロインに見せる姿は心がキュン。苦難を乗り越えて結ばれる姿はHQの醍醐味ですね♪

当初は匿名さんのようなイメージがあってモヤモヤ感があったのですが、著者さんの繊細さを感じさせる描写力なのでしょうか。一歩間違えば下世話になりそうな内容なのですがそれを感じさせないところがすごいと思いました。後々に「人は時に過ちを犯すもの」と思い直して読んでみたら不思議と見方が変わってきました。そして若い時に犯した過ちの重さに悩むヒロインの姿を見たら、タイトルに書いたあのオペラを思い浮かべてしまいました。ハート４つあげても良かったんですけどね。もうあと一歩だったんです、私的に^^；

どうもヒロインとヒーロー、どちらにもイライラしてしまいます。ヒロインのヒーローに対する不信感や疑り深さと前半のヒーローの誘惑する気満々といえるような必要以上の笑顔。。。ヒロインも周りの人に振り回されてる感があって、主体性を感じられない。揺れる思いを表したかったのかなあ。でも描き方間違えてる気がする。原作ってこんな感じなの？話は王道なんだけど、正直もういいよ。。。ってな感じ。

よくあるハーレの展開ではありますが、安心して読めますね。ヒロインの生真面目さとかわいらしさも伝わってきますし。ただ中盤以降のヒーローの豹変ぶりが怖くて。。。著者さんの絵柄の個性の強さが相まっているのか、読んでてドン引きしてしまいました。原作はどんな感じなんだろ？

なるほどなあって思いました♪本当にその通りでしたし。ただ直訳だとハーレの作品らしからぬものになってしまうので、邦題はこうなったのでしょうね。翻訳の方大変だ(笑)ストーリーは坦々と進んだ感じで大人の二人がじれったい(笑)。その分お嬢さん方の可愛らしい行動が良いアクセントになってました^^あと子豚ちゃん可愛い♪

さすがです！少女漫画界で活躍された当時と絵柄もそんなに変わった感じはなく、何かすんなりと安心して読むことが出来ました。初HQ作品とは思えないくらい、馴染んでいたように感じたのはやはりベテランというか経験豊富さが物語っていますね。お話的にはHQにはまあよくある内容ですが、著者さんの経験のなせる業でしょうか読み飽きなかったですね。ただ個人的には元ダメダメ上司の妻には何かしらのリベンジがあると読者側は溜飲が下がったかもしれない。。。その点は個人の好みかどうかによりますが（笑）今後もHQをどんどん描いていただきたい著者さんです。

引き込まれるストーリーで一気読みしました！ヒロインのせつなさ＆健気さがすごく伝わります。なのにヒーローはかなりの鈍感というかそれを通り越して無神経ではないかって思うくらいでした。H/Hともに話し合いが足りないとは思いましたが、ヒーローの方が分が悪い、てか味方になれない。ヒロインへの愛にいつのまにか気づいたって言うなら「いつだよ？早く伝えろ！！」と正直思いましたね。そんなんだからヒロインが我慢しちゃったんだよなあ。最後のヒーローの告白大会＆謝罪はもう少しページが欲しかった。”言葉はいらずに抱きしめる”と言う趣旨なのか？それって聞こえは良いけど、この作品の場合、ヒロインも読者側も消化不良な気がするなあ。。。

良いと思います。ピュアものですし、多少のレトロ感ある描写も著者さんの個性が出ていて良いのでは（笑）でも正直このヒーローはあまり好きじゃあないな。ヒロインの気持ちよりも自分のしたいことを優先して勝手に物事を決めているように思えてならない場面がいくつもあるし。原作は違う感じなのかな？？ヒロインが健気な分、苦労しそうですね。。。

コミック既読で原作を読みました。原作はさすがにHQ界の大御所が書いているだけあって、展開のうまさと描写力はさすがと思いました。話自体は1980年代を舞台として描かれているのですが、不思議と古臭さを感じません。それだけでも原作者の力量が分かります。ただし、ストーリーはやはりムカつくばかりです。クライマックスというか最後にヒロインが世間の中傷にさらされた事件に関してヒーローの思いを語るシーンがあるのですが、正直「はあ？？？」としか言えません。”よくそんなこと平気で言えるな。このヒーロー”やっぱ駄目だ。耐え難すぎる。。。

もう感想はそれ以外にないです。。。ほとんど皆さんのレビューに書いてある通りですね。原作既読してまして、コミックは立ち読みしましたが、そこまでです。もうレビュー読んで十分！！まみーさんの言ううとおり「人を信頼できないヒロインを強調したい作品」という形でストーリー作っていきたかったようですが、正直これは原作の話の持って行き方に失敗している気がします。だって、こんなヒーローじゃ何をどう信頼したらいいかさっぱり分からない。。。最初からヒロインは愛人扱いだし、子供のことがあって結婚を強要するし、挙句の果てに浮気を疑ったことに対して愛情のなんたるかを知ってるか如くな捨て台詞を吐くヒーローに「お前が言うなああ（怒）」って心底殴りたくなりました！ヒーローの自己憐憫もいいところで私にはヒロインの方がまともかつ振り回される姿が可哀そうに感じました。。。読後感悪さで、この評価です。

色々と入っちゃってますね～。原作は結構好きでしたので今回借りましたが、アレンジ入ってます。原作ではアルゼンチンの歴史背景はサラッとヒーローの生い立ちのみだからコミックでその部分を盛り込んだのは良かったです。ただこの著者さん、なんだか人物の表情が硬いというか見えにくくて。疑心暗鬼に陥っていたヒーローがきちんと間違い＆偏見の塊であったことを認める部分でもあまり表情が変わってなくて、本当にそう思ってるのか？って思ったりすることも。。。話については正直この話の男どもヒーローとヒロイン父、どっちもどっちだって気がするなあ。だってヒーローはヒロイン父とヒロインが共謀して陥れようとしたって誤解するけど、父親なら10代の娘が男と2人きりでいたらそりゃ心配するし、守ろうとする方が先でしょ！ヒロイン父も偏見の塊で実力あるラガーであるヒーローを結果的に排除するわ、ヒロインへの親ばかも発揮しちゃうわでヒロインは傷つくよ、そりゃ。その中でヒロインのひたむきさがいい味出してますね。それが救いと言えます。あ、それと出会い時のヒロインはおっしゃる通り、考えなしのミーハーです(笑)原作もそう描かれてたし、最初からヒーローのファンだったわけで若い時によくある気を引きたい思いでいっぱいだっただけ。それが大変な失敗になったんだよね。