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- 邦題がヒドイ、良い意味で 5
- muguet 2019/03/20 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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今時ないタイトルのセンスで笑っちゃいますが印象には残りますよね。 描かれている家族愛、親子愛に胸が温かくなりました。
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- 【ネタバレ】友人夫婦の関わり方、描き方が好き 5
- muguet 2018/09/04 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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心地よさを失いたくないがめに自分の中の愛に気づかないままでいようとする一人と、気づいていて二人の心地よい関係のために堪えている一人が「二人」になる過程が丁寧に描かれていて引き込まれてゆきました。ヒーローとその友人の友情もいいなあ。ヒーローの親友の妻が、ヒロインの親友面をしないところも割と好き。スピンオフのヒーロー、ヒロインにも花を持たせようとした結果「おせっかいな隣人」になってしまっていることも少なくないのに、このお話の友人夫婦はあくまでもヒーローの親友(とその妻)として存在するので、読んでいて心地よい距離感でした。正直前作の印象は薄いのですが、この幸せそうな二人のなれそめをもう一回読んでみたくなりました。
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- 【ネタバレ】ただ、設定がちょっと… 4
- muguet 2018/09/03 このレビューを 30人の方が参考にしています。
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ヒーロー、ヒロインの二人については普通の男女ですし、お話自体もロマンスの王道です。 ただ義理の叔父が夫になるのも、ヒロインの長年の恋人がヒロインを裏切って迎えた妻が義理の叔母でもあるというのはちょっと…。 それと「普通に紹介したのでは普通の親族にしかならないだろうからひと芝居打ってみました。結果大成功!」というのもちょっと…。 普通に紹介しで普通の親族にしかならないならそれでよいのに、なぜそんな二人を煽り立ててまでj結婚させたがるのか。 姉に騙されて惚れた女に酷い態度をとることになったのに、姉に対してはそれほど怒ってない弟というのも実はあまり好みではないのだけれど、二人にとって姉の言動はもはやどうでもよいことなのだと思えなくもないのでそこはいいかな。 でもこんな義理の母は嫌だ。そしてあんな義妹の夫も嫌だ…
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- 【ネタバレ】姉はいい人に見えるけど 4
- muguet 2018/08/29 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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姉はいい人に見えます。実際妹に対し、酷いことは何もしません。でも両親のすることを概ね受け入れてる。ときどきはヒロインである妹を助けてくれるけれど、それは主に優しい言葉をかけるだけ。その言葉も核は「気にするな」「受け流せ」と妹に両親への対応を求める内容。たしかに幼いころは両親に逆らってまで妹を助けることはできないと思うし、大人になった今は姉だからといって特別に妹を助ける必要もない。妹だってもう大人だし。でも何かヘン。……姉のスピンオフが読みたい。 ヒロインを苦労知らずのお嬢様だと思っていたヒーローが、彼女にも苦悩があったことを認めて謝罪するシーンが大好き。それをなかなか認めないヒーローが多い中で、中盤にしてそれを受け入れる彼の度量はいいなあ。
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- 【ネタバレ】恋敵が二人 4
- muguet 2018/08/17 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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ヒロインには恋敵が二人いて(前妻と後釜狙い)、さらにその恋敵同士が鉢合わせる。なんとも面白いシチュエーションでした。二人ともそれほど出番はないのですが、いっそこの二人のどうにも報われないキャットファイトをもう少し見てみたいと思うくらい。あまり見ない演出にわくわくしてしまいました。ヒロインは良くも悪くも普通の女の子。ヒーローはロマンチスト。ただ、男の人特有の「僕が夢見る素敵なサプライズプロポーズ」に囚われて危うく逃げられそうになるあたりは、なんていうか可愛らしいですね。
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- 【ネタバレ】尊厳がテーマなのかな 4
- muguet 2018/08/17 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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「容姿にコンプレックスのある女性が、容姿ではなく内面を認められたことで自尊心が満たされた結果、認めてくれた相手に好意を持つようになる」という流れは自然でよくわかります。同時に内実とかけ離れた噂に苦しめられている男性が、女性の内実に目を止める事にも不自然さは覚えませんでした。コンプレックスに立ち向かうヒロインに、コンプレックスに押しつぶされている当て馬役が縋りつくのも納得でしたし、彼女の内実を求めているはずの二人が彼女の意志を無視して言い争いを始めることに立腹するのも当然だと思いました。あれは酷い。砕いて言えば「ざけんじゃねぇ。こちとらてめーらの自尊心を満たすためのトロフィーじゃねぇんだよ!」と。どんなに愛してたって、愛してくれたって、そういう場面で女性の意志を慮外にする男の人は、ちょっと無理。そもそも付添婦が公爵の妻におさまることにも大変な試練があるのに、その試練を受けることを前提に勝手に話を進めるってのはありえない。たとえそれらから守り切る覚悟があるのだとしても、女側の同意も得ないところでは、そんなの「囲い込む」のと同じで敬意が感じられない。それに乗せられてほいほい承諾するようでは公爵の妻は務まらないでしょうしね。あとは出奔してしまった弟くんの動向が不安。このままだと弟君の復讐的な第二部がありそうで怖い。第二部があるのなら、彼がまっとうに立ち直って幸せな人生を送る方向だといいなあ…
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- 【ネタバレ】恋のきらきら感がいい 4
- muguet 2018/08/17 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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十五歳年下の、成人したばかりの女の子の写真に恋をしたヒーローの純朴さがなんとも愛らしい作品です。もちろんヒロインはとても良い子。素直な二人なので誤解はあっても拗れることはなく、安心してお話を楽しむことができました。ハーレクインは結末が固定されているので、ある意味、互いの拒絶がパフォーマンスに過ぎないことは確定しているわけです。その演技がはぎ取られてゆく過程をはらはら見守るのも面白いのですが、このお話は最初から本音が駄々洩れなので余分な緊張がなくてよかったです。短編の良さが生きてる作品です。
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- 【ネタバレ】テンポよくサクサク進むお話です 2
- muguet 2018/08/17 このレビューを 6人の方が参考にしています。
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お話は面白いと思います。反発しあう二人が気が付けばいつの間にか、というロマンスの王道です。が、このお話の反発の中には相手の人間性への敬意が欠けているように思えてちょっと戸惑いました。もちろん最終的には理解と和解にいたるので、二人にとっては何の問題もない感じ。ただ、読んでる私はもやっとしました。もやっとした理由の一番が、ヒーローの傲慢さを装った試し行為。二番目がヒロインの主体性のなさ。ヒーローの気まぐれに見せかけた策略に、なすすべもなく翻弄されているヒロインの姿に、正直「面倒くさい二人だなあ」と思ってしまいました。もっともヒロインは内心ではヒーローに興味津々なので仕方がないのかも。最後、ヒロインの「また私を一方的に分析するつもり?」というセリフは秀逸でした。一方的に相手を分析して、その結果を正しいものとして相手に押し付けるヒーローが、やっと自分を守ることをやめて本心を語る場面は好きです。
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- 【ネタバレ】悪役がまさに悪役 3
- muguet 2018/08/09 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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悪役二人の根拠のない自信との対比なので仕方がないことはわかっていても、中盤までのヒロインの自信のなさが不快でした。謙虚で控えめといえば聞こえはいいのですが、卑下が行きすぎていて正直「面倒くさい子だなあ」と。その後のヒロインの変化も今度は「虎の威を借る」印象で、あまりよい印象は受けませんでした。でも育ってきた環境を思えば致し方ないのかな。子供のころに刷り込まれたことって、大人になっても影響するって言いますし。悪役の二人に関しては文句なしのこれぞ悪役というもので、いっそ清々しいくらいでした。個人的には自分の目的のためなら従妹からヒロインにさっと乗り換えることをためらわない祖父の黒さは、わかりやすい悪意に満ちた従妹より上手という感想です。遺言の書き換えだけで、ヒロインに「もっと話したかった」と言わせる手管を思うと、善良なだけのヒロインでは太刀打ちできなくて当然という気はします。
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- 【ネタバレ】感想は「普通」 4
- muguet 2018/08/02 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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どうして「普通」の後味なのか考えてみると、「突然お母さんを登場させてまでのフォローが必要だった」というところかなあ…。事情が事情だけに仕方がないんですけど、仕方がないと割り切るには前段の「どうしてわかってくれないんだ」がマイナス大きすぎる感じですかねぇ…いや、あの流れで何をどうわかるものなのか。裏目に出たのはお姉さんが嫉妬に狂っていたからだとして、それを読み間違った自分自身を顧みるのでもなくヒロインに対して「なんでわかってくれないんだ」はないでしょーと。絵的には田舎臭いもっさりした格好のヒロインと、洗練された都会の男のヒーローの対比が面白かった。ちぐはぐ感が逆にぴったり来ていて好き。
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- 【ネタバレ】納得の結末 4
- muguet 2018/07/24 このレビューを 35人の方が参考にしています。
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一番苦しい時に傍にいなかった、というのはそれだけで心変わりの十分かつ正当な理由になると思いますが、それ以上にこの元恋人の独善を貫こうとするところや、自分に都合よく物事を解釈するところなどは……私的にはアウト。だからヒロインの決断には拍手を送りたいです。もちろん当時の善良な男性の範疇ではあるんですけどねぇ。南洋に旅立ったのも、もとはといえばヒロインへの愛ゆえにでしょうし…。いろいろショックで素直に認められずに食い下がる気持ちもわからなくはない。でもヒーローを見た後だと僕ちゃんだなぁという感想に。まあ、結局尊敬する叔父上を上面だけ真似た僕ちゃんと、手本になった叔父さんですから、この結果は納得でした。言ってみればヒロインは最初から、僕ちゃんを通して「叔父さん」を見ていたのかもしれませんね。僕ちゃんも性根は悪い人ではないと思うので、この結末が彼を本物にするきっかけになるといいなあと思います。
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- 【ネタバレ】主役を食われちゃった主演女優 4
- muguet 2018/06/28 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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譲れないと思っていたものを与えずにはいられなくなるというのが愛だというのが原作者がこの作品に掲げたテーマなのかな、というのが最初の感想でした。 あとは他人に善意を施すために、自らと家族に苦労を強いる両親に育てられたというヒーローの背景を知って読みなおして納得。極端な親の信念が、逆方向に息子を走らせた。息子は他者に与えるより得ることを優先したが、結果としてそうして得たものがあればこそ他者に施せるようになった、という話だと思って読むと、童話のようなストーリーでもありますね。心優しい女性との関りが彼の良心を呼び覚ます、というのはHQにもよくある仕立てですが、このお話はどちらかといえば彼の良心を呼び覚ます側のヒロインより、ヒーローのほうがドラマチックな要素が大きいので(善意を他者に施すためには愛する妻をも死なせる父ってなんかもう献身が行きすぎてて怖い)、読み手が女性であることを考えるとなかなか共感してもらいにくいのかも。ヒロインは困った夫との離婚を考えていた未亡人である以外は普通の女性なので、助演のはずのヒーローに主役を食われちゃった主演女優みたいな印象でした。どっちが主役であるべきとかではないんですけどね。
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- 【ネタバレ】君もか… 4
- muguet 2018/06/04 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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一方的な思い込みで他人を疑い、試し、騙し、その後で実は愛してるって言われても、どこを信じていいのかわからない。仕事や責務に誠実だったから致し方なく、というのはわかるけど、ヒロインに事実を語ることもなく関係を持とうとするあたりはその誠実さにも信用ならぬものを覚えます。別れ際の「君よりはマシ」とかなんなのよ!と。だから最後まで「誤解が解けてよかった」よりも「勝手に誤解しておいてこの言い草!」という思いが消えませんでした。なんでヒロインはこれを許しちゃったかなぁと思います。それが愛なんだろうな、そこがヒロインの良いところなんだろうなって思うけど、じゃあ、疑う余地を全部潰してからじゃないと信じられないヒーローの愛ってなんなんだろうなぁ。ヒロインが幸せになれそうでよかったけど、読んだ私はもやもやが消えな~い!
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- 【ネタバレ】他者をからかってその反応を楽しむヒーローが好みじゃなかった 2
- muguet 2018/06/03 このレビューを 21人の方が参考にしています。
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優しそうでいて支配的なトレバーとは彼の本性を知らないまま結婚しなくてよかったです。が、ヒーローと結ばれてよかったとも思えないお話でした。HQですから最後は必ず「H/Hが結ばれてよかったですね」というものだとはわかっているのですが、時々「え、別れた方がすっきりしたかも」と思う作品があり、これがまさにそうですね。ヒロインの人間力で人でなしのヒーローが変わってゆく話はむしろ大好物なのですが、なぜかどうしてかこの話は少しも心が動きませんでした。いつもなら彼の変化にほっとして「ヒロイン良かったねー」と思うのですが…何か感じ落としちゃったのかなぁ…。時間を置いてもう一度読み返してみたいです。
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- 【ネタバレ】妹が生きていれば 2
- muguet 2018/06/03 このレビューを 25人の方が参考にしています。
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ヒロインが言うとおりに、妹が生きていれば諸々の事情からも妹にプロポーズしていたのだろうと思うと手放しで喜べない結末でした。ヒロインの妹と関係を持ち、その後を知ろうともせず、ヒロインと出会いヒロインと恋をして、ヒロインを愛したまま妹と結婚するという「妹が生きていれば」を考えると「妹が死んでいればこそ」の結末なのでなんだかなあ……と。二人の出会いが不幸なお話はなんとなく読み終えた後の幸せ感が薄まってしまうので残念です。
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- 【ネタバレ】日常、のヒストリカル 4
- muguet 2018/05/15 このレビューを 6人の方が参考にしています。
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計算高さより正直さが報われる気持ちのよいお話です。といって計算高い人に悪人もなく、そうした人々もちゃんと「計算外」で幸せになっているところも大好きです。損得を超えたところに愛はあるって、まさにハーレクインの王道。 ただ、皆さんがおっしゃっているように、ヒストリカルにしては絵の煌びやかさはやや薄め。ですが、煌びやかさがなりを潜めてゆく時代が舞台なので、それも演出の一つなのかなと思いました。あとはヒロインが性格も外見も華やかなタイプではないので、派手派手しいよりは控えめなほうが似合うかなー、と。原作のテーマもどちらかと言えば舞台や映画より連ドラ向きなので、この程よく落ち着いた雰囲気はぴったりだと思います。
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- 【ネタバレ】内輪ウケ 2
- muguet 2018/03/07 このレビューを 32人の方が参考にしています。
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ヒーローの妹たちがうるさすぎて話に集中できませんでした。シリーズものなので前作との関係上まったく出さないわけにもゆかないのはわかりますが、何ページにも亘って登場するほどの重要な役どころでもなかったようなので、もっと削ってくれて良かったのにと思いました。簡潔に言うと、ヒーロー兄妹の内輪ウケシーンがくどいです。読みたいのはそこじゃないんです…。初めて紹介されたときから心惹かれていたというのなら、そのエピソードを。黒く染めたくはない存在だというのなら、そのエピソードが読みたかったなあ。
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- マイフェアレディの逆バージョン 4
- muguet 2018/02/27 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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変身が成功しないところも逆で面白かったです。キャラクターについては好き嫌いが真っ二つに割れるような気がします。私はこういう男性は嫌いです。嫌いというより、苦手というほうがいいのかな。たぶん理解できません。現実感がないほど無教養で下品ですぐに怒鳴り散らすヒーローですが、でも、善い人ではあるのだとも思います。自分に教養がなく品もないことはわかっているけれど、どこがどう足りないのかはまったくわからない。わかりたいと思いながらも「ない自分」を認めたくない思いも強い。「なくてもいい」と本音では言ってもらいたい。だから軽んじられることにナイーブで、怒鳴って威嚇して隠す…。そういうふうに分析することはできるのですが、心は動きませんでした。たぶん八年寄り添わないと、彼の善いところに心を添わせることはできないんだと思います。八年の積み重ねがあってこそ育った愛でしょうから、八年分のエピソードを感じられるとよかったのですが、何分、こうした男性を想像することさえなかった身には荷が勝ちすぎたように思います。ヒロインは普通かなー。ただ、悲劇から立ち直る過程で、あのヒーローのお守りをやれていたというのは賞賛に値します。
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- 【ネタバレ】お騒がせな人たち 3
- muguet 2018/02/13 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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自分に片恋している女と政略的に婚約して、惚れた女ができたからと言って一方的に婚約解消するって困った人だなと思います。だってこれ普通に考えて浮気案件じゃないですか。しかも惚れた女と結婚したはずなのに短期間で破局して、もう一度元さやで婚約するって恥知らずにもほどがありますよ。恥知らずかつ不誠実な態度が受け入れられたのは元婚約者が彼を愛しているからだと思うんですけど、その愛に乗っかるのも踏みにじるのもまるで平気、と…。で、また、捨てる…。それも結婚式の具体的な準備が始まってる時期に! 仕返しを果たした元婚約者の表情と涙のほうが印象に残る作品でした。それまで感情あらわだった彼女の静けさがもう何とも言えず悲愴。あとがきがなかったら感想も書かなかったし評価は1だったかも。
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- 【ネタバレ】病気というほどではないのですが… 2
- muguet 2018/02/01 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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今一番に考えなくてはならないことから、今一番に大切にしなくてはいけないものから、無意識のうちに逃げ出してしまうヒロインにちょっと…と思いました。いや、わかるんですよ。ストレスの多い環境に無理に置かれているとここ一番のときにこそふと気持ちが抜けて「ダメ」にしてしまうっていうのは。だって本来それを望んでないんですから、踏みとどまれるはずがないんです。ダメになってむしろほっとするような気持。それはもう本能のようなものなのでどうしようもないんですけど……わかるんですけどー! でもヒーローが彼女に寄り添うばかりで、結局のところ彼女自身は歩み寄りを見せなかった。すべきこと期待されていることがわかっていて、「ダメ」を選んでる。本当に隣人を案じるなら、初期の段階で対応すべきだったんです。でも、それはしない。しなかったのに、ヒーローの大切な日に、戻りたくない世界に戻るというストレスより「隣人のために尽力する自分」に逃げてしまった。トラウマを乗り越えることなく、提供される居心地の良い環境に甘んじてしまったことが非常に残念です。最後の幸せそうな絵も、あのラフさがその「逃げ」を象徴しているようでどうにも…いやホント、わかるんですけど、そこは乗り越えた夢を見せてほしかった……
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- 【ネタバレ】嘘はダメでしょう 4
- muguet 2018/01/18 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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ヒロインの一世一代の大芝居、あれはもう二度と会わない人にならOKなのですが、結果的に今後も親族として付き合ってゆかなければならない相手になったわけで……。あれは二人のためのお芝居だったんだよ、本当じゃなかったんだと後日説明されたって、あそこまで生々しい言葉で煽られた記憶ってなかなか消えないと思うんですよねぇ。夫が玩ぼうとした女性が義理の姉というだけでもマイナス始まりなのに、そこに「離婚したら妻になりたいと宣言した」事実が加わっちゃうと、なんかもう無理なのでは……。ヒロインが何を考えていたかは彼らの事実には関係ありませんしね。彼らにとっての事実はヒロインの行動だけですから。ヒロインは仲の良い兄妹関係を守りたいと思い、我が身を顧みずひと芝居打った結果、「トゲ」から「楔」になってしまったような気がします。ああ、あの嘘がなければよかったのになあ……。
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- 【ネタバレ】ぎこちなさが魅力です 4
- muguet 2017/11/30 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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ぎこちなさやたどたどしさが魅力的に映ったのは、それを乗り越えようとしているからだと思います。キャラクターで印象に残ったのはヒロインの祖父です。まずは生きていてくれること、そして危険がなく、不自由をしていないこと。幸せであることが後回しになるくらい、娘夫婦を失ったことが心の傷になっている。それが祖父の弁解の言葉ではなくごく自然に伝わってくるところがいいなあ。ヒーローの娘への思いや、ヒロインの葛藤もじんわりとしみてくるようでした。娘刷り替わったもう一人のローズのお話も楽しみにしています。
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- 【ネタバレ】狭い世界で閉じたお話 4
- muguet 2017/10/06 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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意中の男性を意識させるために罠にはめ、ゴールにたどり着くお話ですが…このシチュエーションが嫌いなのでそこさえなければいいのに、と思ってしまいました。恋愛対象外だった年下の女の子が女性として意識されるためにはそれくらいパンチを効かせないとダメなのかもしれませんが。でも彼が花嫁に逃げられるそれまでの間は特に努力することなく、彼の結婚がダメになったところで急に「今がチャンス」とばかりにアプローチを始めるのは、やっぱりなんだかちょっと、と思ってしまうんですよね。傷心につけ込むだけのガッツはあったのに、今まで何してたの?って…。それと三角関係の敗者である彼に、勝者の妹をあてがうって組み合わせもなんだかちょっと…。まったくそういう関連がなければ、攻めるヒロインと戸惑いつつも受け入れてゆくヒーローは面白かったんだけどなあ。あと「君が逃げてくれたから今がある」的なセリフもこれから家族としてやってゆかなくてはならない義理の姉になる元恋人に送る言葉としては微妙なセリフかなーと思いました。日高先生が好きなのでハートは一つプラスしています。
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- 【ネタバレ】面白いですが 4
- muguet 2017/09/22 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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コメディなら楽しめますがロマンスとしては微妙でした。ヒーローの一人で納得して突っ走るところが好きになれませんでした。サプライズで結婚を決められてしまうとか…わが身に置き換えたらそれだけで醒めます。きっと最初の結婚も、結局のところ一人だけで納得して突っ走って失敗してるんだろうなと思いました。それと自分の個人的失敗を全人類に適用できると思ってるあたりも、びっくりです。一人上手というか、セルフラヴィンガーというか…そういうのはティーンで卒業してくださいって感じです。コメディならそういうキャラもありなんですけど、ロマンスの、ヒーローでは見たくなかった。脇役なら笑えるのになあ…
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- 【ネタバレ】ハッピーエンドな気がしない 2
- muguet 2017/06/19 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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ヒーローは横暴が過ぎて奥さんに見限られたわけですよね。でも、どうにか関係を改善したくて、離婚の話が出てるにも拘らずセックスするよう説得(!)して、それでもどうにも繕えなかった、と。わかってるんじゃないですか。奥さんの不貞(しかも無実)が原因じゃなくて、自分が悪かったって。でもこの男、一度たりとも奥さんに対して悪かったと思ってない。ヒーロー曰く悪循環なんですって。悪循環って、奥さんのほうで断ってもらうの? 違うでしょ、根本のあなたが改めなきゃいけないところでしょ、と思うと、もうアウトでした。あとはヒロインの独善も嫌です。兄夫婦が死ぬや、それを待ち構えていたかのように「私がすべきだと思ったことをする」というのもとても好意的には見られない。義姉の言葉を端から全否定ですよ。兄夫婦が話し合って決めた兄家族の決め事を、死んでしまった後は早々に踏みにじるって、どうなんだろう。若気の至りにしてもちょっと酷い。そもそも子どもの後見人でもない彼女にそんな権利はあるのか疑問です。そこまで独善に走っておきながら、話の進行につれて清々しいくらい「子ども」の存在が二人の間から消えてゆくのも酷いと思いました。口だけは二人とも「子どもが大事」って言ってますけどね。紙面の都合かな。なんだかちょっと残念です。ハッピーエンドな気がしない。
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- 【ネタバレ】ヒーローのどこに惚れたの? 2
- muguet 2017/06/07 このレビューを 36人の方が参考にしています。
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心でヒロインを思いながらその妹を抱くヒーローは好みとは言い難いです。 それから「証言して欲しかったのに」っていうのも何かなーと思いました。いつでも自分に都合よく人が動いてくれるって思ってるところが苦手です。連絡しても連絡しても惚れた女に繋がらないんですよ。いくら切羽詰まってても何事かあったのか、少しくらい心配したって良いのに、解決した後もぐだぐだと……。 ヒロイン妹も微妙でした。子どもの父を麻薬王だと信じていたというなら、彼女はヒーローと時期を同じくして麻薬王とも寝ていたわけですよね……なんかもう倫理観が違いすぎて理解できませんでした。そんな妹が一時憧れていたくらいで身を引こうと考えるヒロインのことも、正直よくわかりません。わからないと言えば、こんなヒーローが好きな時点でもう理解不能なんですけど……
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- 【ネタバレ】相手の善いところを引き出す人 4
- muguet 2017/05/26 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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登場人物が皆善い人でいられるのは、ヒーロー、ヒロインの影響なんでしょうね。ヒーローの弟がヒロインに対して親切なのは、ヒロインやヒーローの互いを求める心が真剣だからでしょうし、ヒーローの母が息子の愛を認めるのは、ヒーロー、ヒロインの二人の関係が亡き夫との間にあった愛を思い起こさせるものだったからでしょうし…。毒気を抜かれちゃうような感じなのかしら。逆に言えば、弟も母も、彼ら以外には善良であるとは限らない雰囲気があるのですけれど、私はそこも好きですね。調子狂うなあって思いながらも善い人になってしまっている感じが愛おしい。もちろん、本質的に善良だからこそなんでしょうけど。全うに誠実に生きようとする人の清々しさが周囲へと及ぶ話は読んでいて疲れることがないので安心して楽しめます。
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- 【ネタバレ】ヒーローが気持ち悪くてダメでした 2
- muguet 2017/05/03 このレビューを 74人の方が参考にしています。
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ライバルが悪女なのは話的にOKなんですけど(むしろ酷ければ酷いほど面白いこともありますし)、でもこのヒーローは無理無理。プロポーズしたいほど入れ込んでる彼女のことを信じない(ライバルのいうことは鵜呑みにする)、話を聞かない(ライバルの話はちゃんと聞く)というのは、受け付けません。あまつさえ自分の脳内でだけであれこれ完結してて怖い。医者として優れているらしいけど活躍の場面はほとんどないし、引き取った子どもの世話は他人に丸投げで、その上まったく悪意がないというのが、ちょっともういろいろと無理なヒーローでした。逆恨みでも誤解でも、まだしも悪意があるほうが怖くないです……。
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- 【ネタバレ】家族が嫌だ…特に母、姉 4
- muguet 2017/04/17 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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おばあさまが好きだなぁと思いました。支配的っていうけど、責任感のある普通の人のように見えます。ヒロインに対して厳しいのも、「あなたに責任が果たせるか」という確認でしょうし、ヒロインは求められていかにも無責任であるかのように演じているし、ぶつかるのは仕方がない。それでも対外的には家や銀行のためにヒロインが悪く思われないようにフォローしようとしてるあたりが特に好き。周囲の、ヒーロー以外の家族が彼女に支配されているように感じるのは、たぶん彼らが果たすべき責任と役割を、おばあさまのようには果たせていない後ろめたさがあるからかなって思います。婚約者もヒーロー母が言っていたような根性悪でもなく、…結局弱い人間が自分の弱さを正当化するためにあれこれ目論んだという感じ。結果オーライだけど、なんだかヒーローの母や姉のナチュラルな失礼が私としては気に障ります。ヒーローは頑固なだけで悪くないけど、悪気なく、当たり前のように人を利用して、自分にとって都合のよい結果を得ようとする人たちと家族になるって…。あのヒロインでなければ第二幕三幕と続いてしまいそうだなあ。
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- 男女の『争い』が主軸でロマンス要素が薄いです 3
- muguet 2017/02/27 このレビューを 17人の方が参考にしています。
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ヒーロー、ヒロインが本気で戦っちゃってるんですよね。お互いに自分に有利な条件を勝ち取ろうとして争ってる。一見平和な時間が描かれていても根底では常に「相手を説き伏せる」ことを目的としている。それも双方が。序盤から結末までの間、そんな感じでずっとずっと戦って争ってなので読んでいて少し疲れます。心の交流にはこうした激しいぶつかり合いも含まれるのですが、なんというかロマンチックではありません。恋愛上の駆け引きでもない真剣勝負だからだと思います。結末も「どうにか終戦協定を結ぶにいたった」という印象で、二人が結ばれて良かったというよりは「戦争が終わって良かった」という感想でした。でもこれがハーレクインというジャンルでなければ十分に面白い作品だとは思います。ガチバトルのリアリティはありますし。ただ個人的にはハーレクイン作品にはもう少し「愛してる愛してる愛してる」の夢物語感が欲しいので星三つ。ガチバトルはハーレクインでは見たくないのかも。そういうのは他のジャンルでもたくさん読めますから……。
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